2022/09/14コラム

韓国と日本の格差社会の違い

editor : komosyu
韓国と日本の格差社会の違い

やっぱり韓国がおもしろい。

今や映画やドラマで韓国の格差社会が取り上げられているので、いまさらすごく驚くことはないんだけれど、ちきりんさんのこの日本と韓国を比較したツイートがすごくおもしろかった。

https://twitter.com/insidechikirin/status/1569887019551326208?s=46&t=F_gaz6IhzTIpInffhIzvtQ

日本にいると、就職できなかったり生活できなかったりということはほぼなくて貧困をを実感することはほとんどないんだけど、全員で貧しくなっているらしい。

一方で韓国はエンタメ業界などの勝ち馬に乗ることのできた成功者は富んで、それ以外の多くの人はきびしい生活を強いられている。

ここで、どちらが正しいとか、どうあるべきとかを議論するつもりはない

ただ、同じような少子高齢化社会で退化していく運命にある両者だが、なぜここで戦略に大きな差が出たのかが気になった。

これまでの国としての歴史や成り立ち国民性が関係しているのだろうか?

この辺りは時間がるときにまとめて調べてしまいたいなと思う。

なので、今回はこれから両者がざっくりどういった方向に進んでいくのかを考察してみたい。

まず、われらが日本は過去に成功した製品開発を未だにがんばって続けていて国際競争力が低下している。

あたりまえのことだけど、市場で求められていないようなモノをいくら高品質低価格で作ってみたところで先が見えない。

それに、韓国のようにこれから需要の高まりや自国の強みを活かした分野を探し出して、その分野に投資をするようなこともしないとなると、先は明るくないかなと思う。

ただ、これからくるブロックチェーンやweb3の流れにうまいことのることができれば変わってくるかとも思うが、今の日本ではうまくいっているものから搾り取るなどして挫けさせる謎の風潮があるので、残念ながらそれもむずかしいのではないかな。

一方、韓国では今のようにエンタメ事業などで成功する前から、国を上げてその分野に投資を行い、今となってはNetflixの影響もあり大成功をおさめて無事投資を回収するにいたった。

韓国はこのように、みんなで貧乏になりましょうね。という方針ではなく国家として勝つにはどうしようか?という方向に舵を切っているように思える。

たしかに、韓国といえば受験勉強や就職活動で熾烈な競争があって、あたりまえのように競争社会で生活しているので、格差があってもナニクソで頑張れる国民性だからいいのかもしれませんな。

まあ、どちらも縮小していく運命にある国だけれども、これからどんどんどんどん人口が減っていくことを考えると、韓国では競争に勝ち抜いたエリートが生き残り、日本では競争にさらされない凡庸な人間が生き残ることになると予想できるので、何10年、100年くらい経った頃に、国家としての差は大きくつけられるのではないかなと思う。

とはいいつつも、国なんて国民が健康に生きてさえいていれば、どこの国に勝つなんてことはどうだっていいんですけれども。