1日入院して親知らず一気に4本抜いてきた。
editor : comta8月中旬、親知らず4本一気に抜いてきた。
私は痛みに弱いのでなるべく注射とか抜歯とか痛い思いしないように生きたかった。
でも歯列矯正してることとその頃かなり太っていたこともあってダイエットしたいって思いから親知らず抜くにはいいタイミングだなって感じで抜くことにした。親知らずは上下2本ずつ生えてて、変な生え方してる訳じゃないから親知らずが痛いとかではなかった。
親知らずを抜くまで、抜いてからの痛みとか気分とか費用とかの話をしていく。
1. 親知らずを抜くまでの流れ
親知らずを抜くのは、そこら辺の歯医者でも1本ずつ、左右ずつ抜いたりできるらしい。
しかし私は痛みを感じると気絶しちゃうくらい弱い人間なので、意識がある状態で4回も抜歯に耐えることが恐怖でしかなかった。なので、1回の手術で一気に4本抜いてもらうことにした。
まず歯医者に一気に終わらせたい旨を伝えて、大学病院を紹介してもらった。全身麻酔の1日入院で親知らずを抜くこととなった。
2. 手術までの道のり
手術をするまでに何日間か検査に通った。麻酔のための検査とか、血液検査とか、PCR検査とか。
全身麻酔する関係で血液をめっちゃ抜かなきゃいけなかったんだけど、迷走神経反射持ちの私は歯を抜くよりも注射をさして血を抜くことが一番恐ろしかった。
手術の日までに3回くらいは検査で平日に病院に通ったと思う。
有給や時差出勤を何度もしたから、親知らずを一気に抜くことを考えている人は多分仕事や日程に余裕がある時にしたほうがいい。
あとは手術の日程とか、入院する部屋を選んだりした。
3. 手術当日
親知らず抜歯の日程はこんな感じ
1日目の朝 手術、その後入院
2日目の朝ごはんを食べて昼には退院
まず朝病院についてすぐに手術の準備に入った。
手術室に入ると手に点滴などの大量の注射を刺されて、その時点で注射が苦手な私は気絶寸前くらい意識遠のいたけど、緊張で普通に意識はあった。でもすぐに全身麻酔を入れられて、速攻で眠りについた。
と同時に看護師たちに起こされ目を覚ましたころには歯が4本抜かれた状態になっていた。本当に一瞬で感動した。手術時間は約1時間。
全身麻酔が効いてくる瞬間は意識が遠のく感じがして最高だったので結構楽しい体験だった。
4. 手術後〜退院、仕事復帰
午前中に手術が終わり、入院するための部屋に運ばれた。
全身麻酔後は体が疲れているのかほとんど動く元気もなく、ひたすら次の朝のベッドで寝かされてた。栄養、水分補給は点滴のみで、食事は翌日の朝からOKだった。
手術前は食事禁止だったし、1日何も食べちゃいけない状態だったけど手術後の疲れでお腹すいたとかそんなこと考える余裕もなかった。
水も飲んではいけないので点滴からひたすら水分補給をする。水分補給をするとおしっこがしたくなる。しかし全身麻酔後は動けないので、尿道カテーテルが挿れられていた。
尿道カテーテルは尿道に管を挿すことで膀胱から直接おしっこを外に排出するシステム。
初めてだったので尿道カテーテルを通しておしっこをするという感覚が全然わからず、尿意があるのに出せない、みたいな状態にめっちゃ苦しんだ。でも膀胱に溜まったら自然とでるシステムらしいから勝手に排出されてからは苦痛じゃない。
そして動くと痛い。あれが立つと痛い。
ずっとベッドの上だから腰も痛いし、手術後は少し熱も出るいし、横を向くとあそこが痛い。尿意も辛い。腕には点滴が刺さっているので動かしまくると痛いし注射苦手だからそもそも腕に何か刺さっているところは見たくなくて怖い。
そんな感じで入院中は全くリラックスできず、夜になると熱も出てきて全く寝れない。
点滴の管に血が逆流してきたり、点滴が止まって痛かったり、点滴の落ちるスピードが早くてなんか心配になったり、点滴の正解が分からないから不安で看護師いっぱい呼んだ。
今までで一番長くて辛い夜だったと思う。
そして朝が来て尿道カテーテルを抜くことになった。
これが一番嫌だったかもしれない。
看護師にトイレまで連れられて目の前で抜いてもらうんだけど、同い年くらいの若い人の前でフルチンで抜くのでめちゃくちゃ恥ずかしい。抜く時痛いとか知恵袋に書いてあったから痛いの嫌だなあとかおもってたけど、看護師に見られる屈辱みたいなほうが大きくて痛みとかわかんなかった。
そんな感じで尿道カテーテルから解放された。
そして手術後の検査をして朝食が出た。
朝食は全てお粥みたいな感じだけど美味しい。1日ぶりの食事だから美味しくて幸せだった。
そんで食べ終わったら退院して終了。
次の日から普通に職場に出勤できた。
5. 痛みや腫れについて
手術後、入院中はずっと点滴をしていてそこから鎮痛剤も投薬してもらえるので抜いた箇所の痛みがじわじわきたら看護師を呼んで助けてもらうってことを繰り返した。なので心配していたほどの辛さはなく歯を抜いたことによる痛みみたいのはほぼなかった。
退院後も鎮痛剤をもらえるので痛くなる前に飲めば痛くないし、飲まなくてもそこそこ耐えられるくらいの痛みで本当に別に辛くなかった。
腫れは手術の次の日が一番腫れてたと思う。インクレディブルみたいな顔してた。
それから一週間くらいは徐々に腫れは引いていく感じで一週間後にはちょっと太った?くらいまでもどった。
けどコロナ禍なのでマスクしてたから全然気付かれなかったしタイミング的にはマジでよかったと思う。親知らずの抜歯を考えている人は今のうちにどうぞ!
手術翌日は口が全然開かなくて(人差し指1本分くらい)朝ごはん食べるのも大変だったけど、家帰って夜ご飯食べる頃には普通に口も開くようになってた。
食事中はやはり抜いたところに食べ物が当たると痛いので恐る恐る食べてたし3日間くらいはお粥みたいな流動食食べてた。
手術4日目くらいから普通に酒も飲んでいろんなもの食べて普通に生活することができた。
痛みとか腫れとかはあんまり心配しなくていいと思う。
6. ドライソケットの恐怖
親知らずを抜いた時に気をつけなければいけないのはドライソケット。
ドライソケットとは歯を抜いた穴が閉じずに骨がむき出しになってそこが痛くなることらしい。
術後に強くうがいしたりするとそれになりやすいらしくて、処方された抗生物質をちゃんと飲んだり、うがいは控えめにすることでドライソケットは回避できるっぽい。
私はならなかったのでよかった。
7. 経過について
手術して二週間くらいで抜糸を行った。抜歯は全然痛くなくて30分くらいで終了。
抜糸後は親知らずがあった場所にぽっかりでかい穴があいていて食べ物を食べるとそこに米粒とか食べかすが入るのがめっちゃ違和感あって嫌だった。
あんまり良くないらしいけど爪楊枝でとったり軽めにうがいするなどして頑張ってとった。
ちょうど手術して1ヶ月たった今、歯茎の穴はほぼなくなって米粒が詰まったりすることはほとんどない。1ヶ月くらいで穴が塞がるのが普通らしいので、自分の身体の治癒力に感謝。
8. 費用について
親知らず4本一気抜き1日入院でかかった費用は約7万円だった。
調べたらもっと安い場合もあるみたいだけどこれは高いほうなのかな?
9. 顔の変化について
親知らずを抜いたことで変わったことはフェイスラインがスッキリしたこと。
痩せたわけでもないのにもたついてたフェイスラインがスッキリして友人からも痩せた?とか言われたし輪郭スッキリしたね!って言われた。
親知らずを抜いて一番嬉しかった。
以上で親知らずレポートは終わり。
4本一気に抜くことに不安を感じる人がたくさんいるようなので、そんなに心配する必要がないことを知ってほしい。
辛いのは手術の次の日だけ!!!