2022/10/29コラム

池袋がどうしても好きになれない理由

editor : comta
池袋がどうしても好きになれない理由

俺は今池袋にいる。

俺はこの街が大っ嫌いだ。

東京でどこの街が一番嫌いかと聞かれれば間髪を入れずに池袋と答えるだろう。

なぜこんなに池袋が嫌いなのだろうか?

池袋は池袋サンシャイン、駅ビルにはルミネ、百貨店、とにかくなんでも揃っていて新宿や渋谷と比較しても遜色ない。

オタク文化にも寛容でアニメイトなどオタク向けのエリアもあり渋谷や新宿にはいない層が街に溢れている。

また、風俗街、学生街、ラーメン激戦区、中華街など様々な要素も詰まっていて無いものはない状態。

近年ではおしゃれなカフェや広場がある公園やどでかいビル、最新の映画館など今風のスポットがたくさん生まれとんでもない発展を遂げている最強の街だ。

俺がこの街を嫌いな理由は、街の統一感のなさである。

なんでもあるが故に様々なタイプの人や店が集まり、街全体がどデカい怪しい雑居ビルのような雰囲気がある。

おしゃれスポットの開発も進んでいるようだが、街全体の雰囲気の古臭さは否めず、

シンボル的存在の池袋サンシャインシティは店の中に入れば寂れたショップピングモールのようだ。

街ゆく人のタイプはというと、サンシャイン側にはオタクと大学生が主である。一方西口は繁華街 街で、中国人、風俗客、マフィア、サラリーマン、大学生など。

駅ビルは百貨店やおしゃれな店も普通に入っているため外に出なければ洗練された雰囲気はある。

(駅自体は古臭くて嫌い。)

俺が嫌いなのはサンシャイン側だ。

街を見渡すとラーメン屋とチェーン店ばかり。

チェーン店が多い=田舎の人でも入れる、ということである。

それ故に地方から上京した学生やオタクが安心感して遊べるのが池袋なのだろう。

クリーンな街ではあると思う。

こうした人が集まりやすい理由は、池袋以降何もないからだ。

池袋の先には何もない。

例えば渋谷であれば自由が丘、二子玉川、横浜など、

新宿であれば下北沢や吉祥寺と、その先があるのだ。

池袋は西武線、東武東上線があるが、その先には何もない。

そして池袋は埼玉県民からすると東京の入り口でもある。

だから、全員池袋に集まるのだ。

どこか全体的に垢抜けてない感じは東京ではない。

それもそのはず、池袋にいる人たちのほとんどは埼玉県民だからだ。

俺がこの街が嫌いなのは、街の空気が完全に埼玉だから、だったのだ。

千葉県出身の俺は埼玉県を嫌うDNAが流れていて本能的に埼玉を拒絶している。

そしてこの街はほぼ全員が敵である。

アウェイな状況で気持ちいいわけがない。

埼玉県は田舎なので、池袋は自然とチェーン店で溢れ、埼玉県民が安心で過ごせるようになっている。チェーン店しか生きていけないのだ。

池袋が嫌いなのではなく、埼玉が嫌いなだけでした。