2022/04/12コラム

韓国経済がおもしろくて好き

editor : komosyu
韓国経済がおもしろくて好き

Netflixよろしく韓国エンタメから今の韓国に興味を持って、この本に辿り着いた。

韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 https://amzn.to/3KBLsBy

韓国エンタメの中でも世界的な評価の高いパラサイトで描かれているような貧富の差がマジで実際にあって、それは少し前にあった金融危機(IMF)から復活させられていない政治に原因があるらしいが。。

そのため、当然少し前の日本にもあった就職氷河期のような状態が常態化してきてしまっている。

以前から、韓国は受験戦争が激しいことで有名であったが、その主な要因はこの就職難にあった。

いい企業に入って安定を手にするためにはいい大学に入るというのがよくある話だが、今の韓国ではそれがよりシビアな話になってきている。

つまり、いい大学の条件がかなり狭き門になってきてしまっているという話だ。

現代韓国では、小学生のころから大学受験に向けた競争が始まってしまっていて、この頃から中学高校の学習をするのは当然で、海外に英語学習をさせるために留学させる家庭も多いらしい。

なので、今の韓国の働く世代は親の介護と子供の受験費用の板挟みで困窮を極めているそうな。。

ただ、そこまでしても韓国社会で成功を手にすることのできる子供は少ない。

いくら努力しても、勝者と敗者に完全に別れてしまう社会構造の中で生き続けなければいけないのは地獄だなと。

そこそこ努力していれば中流階級に踏ん反り返っていられる日本は平和だなと。

ただ、日本が今の韓国のような状況にいつ陥らないかもわかないので、政治と経済には関心を持ち、いつでも関心のある他国に避難できる状態にしておくのが保険になるのかな。 そう思いました。

一方、今の日本社会では、いい大学に入っていい会社に入るという王道コースを歩めなかったとしても、個人で事業を始めるなり技術を習得して高収入の技術者としてつよつよの勤め人として生きていくことができる裏ルートも存在するため、わざわざ高いコストを支払ってまでいい大学に行く意味はあるのか?という話にもなっているの、今後韓国もこの流れに乗ってきて、受験戦争は落ち着いてくるのでは?と予想される。

また、韓国は今やnetflixでかなりハイレベルなエンタメを世界に発信することにより、エンタメ先進国としての地位も確立しつつあることから、この分野で活躍する人材の雇用や先進的なエンタメ事業の作り手となるクリエイターを目指すことがある種韓国という国での「安定」となる流れがきているかもしれませんな。

今後の韓国経済の動きに注目したい。