現代人だけどナワバリ意識
editor : komosyu先日、ひさびさに連絡をとった学生時代の先輩がわたしの居住地域に引っ越してきたという事実が発覚した。
学生時代、その先輩にはたいへんにお世話になってきたし、尊敬も感謝もしている。
しかし、その情報を知ってからは「入ってくるな」「出ていけ」「遠くにいけ」という言葉があふれ出し(直接はいってないが)、嫌悪感さえ抱いていた。
これまで、こうした経験がなかったのでわたし自身こういう感情になることは想定外でおどろいた。
こどもの頃は友達が近所に住んでいて、よく会うなんてよくあることだし、もちろん嫌悪感なんて抱くことはなかった。
この問題の答えは、シンプルに「大人になったから」ということ?
おそらく違う。
今回のケースをあらためて整理すると、この学生時代の先輩というものは
①わたしよりも格上の存在
②わたしの居住タイミングよりも遅い
という条件である。
それでは検証をしていきましょう。
①わたしよりも格上の存在
→もし(この先輩と似たような距離感の)同格や格下が引っ越してきた場合を想像してみると、、
もちろん人によるんだけど、だいたい嬉しい。歓迎したいくらいの気持ち。
わたしが先住しているのを知った上で来てくれるなんて嬉しい。
②わたしの居住タイミングよりも遅い
→もし先輩がその地域に先住だった場合、、
絶対に住まない。その地域を選択する理由がない。住みにくい。
検証の結果、
①わたしよりも格上の存在
→同格や格下の人間であれば歓迎
②わたしの居住タイミングよりも遅い
→そもそもその地域に立ち入らない
この結果をみると、わたしも同格や格下の知人後輩がいる地域には近づかないように気をつけないといけない。
しかし、先輩という生き物は非常に傲慢なため、このような検証をせずになんなら「俺が越してきて嬉しいでしょ?」くらいのことを思っているのかもしれない。
権力者はじぶんではわからないかもしれないが、意外と他者に負担をかけていたり気をつかわせてしまっているものなので、仕方がないのかもしれないけれども。
結局状況を整理できたところで、この嫌悪感や不快感という感情は収まるところを知らないので、正式に出ていいてくれと交渉するか、わたしがこの地を後にするかを考えるなどしないといけないかもしれない。
実際はたいした問題ではなくて考え方ひとつで解決します。とかだったら楽なのかもしれないけど、まだまだ未熟ですな。