母の病気で少し人生観が変わった
editor : komosyu10月の頭に母が病気をしてしまい、しばらくhassluの更新ができておらず、危うく退場してしまうところでした。
comtaさんありがとうございました。
母の容態としては一旦危ないところからは落ち着いてきて、今は実家で一緒に暮らせるようになったので一安心しています。
そんなこんなで、あわただしく過ごしてきたここ数ヶ月なのですが、この経験の中で自分の中の人生観が少し変わってきたので、ここでまとめてみようかと思いました。
結論方いうと、「72歳で終わりたい」と思うようになりました。
もちろん、親族や友人知人には望む限り長生きをしてほしいと思うし、これまでの自分もできるだけ長生きしたいと思っていました。
しかし、ここ数ヶ月の経験の中で変化がありました。
あんなに健康だった母が急に病気にかかってしまったこと。
人生は何が起こるかわからないので、人生100年時代とはいえ大きい病気をせずに健康で生きていられる時間は限られていると仮定しておいた方がいいのかなと思って、ある程度の年齢(私の場合は72歳)で終わることを仮定して人生を過ごそうと思いました。
また、母の入院する病院にお見舞いに行くと自分だけでは食べることも歩くこともできないお年寄りが大勢いたこともそうです。
もちろん、ライフステージによって楽しみは変わってくるのでしょうが、今の私は美味しいものを食べることも散歩に行くことも好きなので、それができない状態で楽しみを見出すことが難しそうだなと感じました。
身体の自由も効かなくなり、頭の回転も遅くなる自分と向き合う強さが年をとることには必要な資質であり、それが自分には欠如していると自覚する機会にもなりました。
これまでは、生きるのなんて長ければ長いほどいいだろう。と思っていたけれど、実際に現実を目の当たりにすると考えも変わるものですね。
72歳という数字は「ミッドサマー」という映画に出てくる集落の考え方で、人生を春夏秋冬に例える考え方から借りてきました。
人生には春(0~18歳)夏(19~36歳)秋(37~54歳)冬(55~72歳)というライフサイクルがあり、72歳になった人は崖から飛び降りて死ぬという儀式をします。
もちろん崖から落ちて死んじゃおうかな。なんて怖いことは思いませんが、72歳で終わる覚悟を持って人生を生きることにしました。
そうした時間制限を持つと、それまでに目標を達成しないといけないな。と思うようにもなるし、人生は長くないしやりたいことはやっとかないとな。とチンタラ生きるよりも思い切りの決断ができそうです。
「人生観が変わった」なんておおげさなことを言いましたが、ただここまでは一生懸命生きるぞ。と思うようになったというお話でした。
言い古された言葉ではありますが、人生は短いので健康なうちにやりたいことはやっちゃいましょう。