[書評]「なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」
editor : komosyuはじめて書評をしてみる。
最近は忙しくて頻繁に読書したりなんかはできていないのだけど、そのかわりにオーディブルなんかを仕事中に聞き流していたりする。
音声だと頭に入ってこないか?という人もいるが、オーディブルだと何倍速かで聴くことができるので、紙で読むのがしんどいような内容を数時間で聴き終えることができるので効率的に感じている。
なので、何か聴きながら仕事ができるような環境の人は、ぜひオーディブルを活用してみてほしいなと思う。
オーデブルの宣伝はこの辺にして、今回聴いた「なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」について書いていきたいと思う。
なぜこの書籍を聴いてみようかと思ったかというと、わたしの知っているネギは100円くらいでスーパーで売られているんだけど、どうやって1万円の価値のある商品にして買い手を見つけたのかが気になったからだ。
著者の方はいわゆるはえぬきの体育会という感じで幼少からスポーツにうちこみ、社会人になってからは営業にうちこんで寝るまも惜しんで朝から晩まで仕事づけで成り上がったスパーサラリーマンだ。
そこから、なんやかんやがあって著者は農家に転身する。
就農してから、持ち前のバイタリティでするすると成功していく話かと思ったがそんなことはない。
知らぬ土地で知らぬ仕事をするのだから、ハナからうまくいくわけもない。
しかし、著者のものごとにかける執着心、集中力、バイタリティで前例のないほど短期間で成功した農家さんになった。
話を聞いていると、体育会のノリでただがむしゃらに頑張っていくのではなくて前提に重要な考えがあるように感じた。
・営業も生産も戦略を考える
・知識のある人に徹底的に質問する
・人を上手に動かす
・競争する場所を選ぶ
著者のように、侵食を忘れてフルコミットで死ぬ気でがんばりましょう!というのは、わたしには無理だなと思い序盤は多少引いていたが、それ抜きにしても考え方や人との仕事の進め方。作った商品を売るための戦略などを学ぶことができた。
こういうのがあるんだなー。ということを知るだけでもおもしろかったけど、これからの仕事の仕方にも影響を与えてもらった。
うちこめるモノをみつけて人生を打ち込めるのは素晴らしいことですな。